人間の体は外界から異物に晒されています。特に消化管の中は食物と一緒に多量の微生物が繁殖しています。

 

したがって感染の脅威が常にあるといってもいいでしょう。腸管には多くのリンパ節があり、取り込んだ異物と反応する抗体を粘液とともに分泌しています。

 

このことにより、成立する免疫を腸管免疫と言いい、人間の免疫系のなかの大きな部分を占めております。このことにより、われわれの腸管は微生物の感染を防いでいます。

 

 

腸管免疫は、腸にあるリンパ節に微生物由来の抗原を取り込むことからはじります。

 

取り込まれた微生物は、特異的な部位をリンパ球が認識することにより、その微生物に対する抗体が生産されます。この抗原は死菌の菌体成分にても成立します。

 

細菌ではないですが、小児マヒのワクチンで生ワクチンという、ウイルスの菌体成分を利用するものがあります。これはウイルスのたんぱく質を抗原にして抗体を作る方法です。

免疫系は過剰に働くと、アレルギーなどの過剰な免疫や、自己免疫性疾患を引き起こすことがあります。

 

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎などが有名なところです。

 

腸の中のバランスが崩れるとこの免疫系にも失調が起こるので、おなかの健康は大切にしたいです。